ヒアルロン酸注射の特性と効能・効果

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ヒアルロン酸はからだの中に多く存在しています。関節液や目の硝子体(しょうしたい)、皮膚などからだの多くを構成している大切な物質なのです。

ヒアルロン酸は細胞と細胞の間に多く存在し、水分の保持やクッションのような役割で細胞を守っています。ヒアルロン酸は鎖状の構造をしていて、体内では、細胞の間で水を保持し、細胞に適度な潤いを与えています。ヒアルロン酸の保水力は大変優れており、1グラムで6リットルの水を保持するといわれています。  

ヒアルロン酸は、非常に高い粘性(ねばりけ)と弾性(元に戻ろうとする性質)が特徴で、傷口が治る時、炎症時など、細胞を修復する際に関与していると考えられています。

ヒアルロン酸注射を打つと、肌の細胞に含まれるヒアルロン酸物質に、ヒアルロン酸が補給されることによって、美容やしわに対して効果があるとされています。

年齢とともにからだの中のヒアルロン酸は減少していきます。特に皮膚では、大人の皮膚に含まれるヒアルロン酸の量は、赤ちゃんの20分の1といわれています。ヒアルロン酸が減少すると、肌のハリがなくなったり、関節の動きが悪くなり、痛みを生じることがあります。

注射するヒアルロン酸には、バイオ技術によってつくられたヒアルロン酸と動物のタンパクを利用したヒアルロン酸の2種類があり、一般的に副作用が少ないとされているのが、前者のバイオ技術によって生成されたヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸注射はもともと関節痛の治療に活用されてきましたが、からだに存在するものを外から注入しても安全だろうと始められたのが、プチ整形などによるメスを使わず自然にシワや輪郭の補正治療です。

ヒアルロン酸注入の効果としては、
ヒアルロン酸はくぼみのある部分に注射して、陥没を補填したり、鼻やアゴの形状を整えるのに適したプチ整形です。効果の持続については体質や使用するヒアルロン酸製剤の種類にもよって違いはありますが、一般的には6〜9ヵ月程度は持続すると言われています。

シワのくぼみにヒアルロン酸を注射して、シワを引き上げる、ほうれい線や、目尻、眉間のしわ、額のシワにヒアルロン酸を注射することで、下から持ち上げ、シワの改善、ニキビ跡を目立たせなくする。鼻の高さの調節、アゴの高の調節する、唇の大きさの調節する、口角を上げる、などです。

医薬品としての働きとしては、
純度の高いヒアルロン酸が使われています、関節機能改善剤、眼科手術補助剤、点眼剤、外科手術後の癒着防止材、皮膚科での創傷治癒剤、間質性膀胱炎治療剤などに使用されています。

ヒアルロン酸注射の副作用と安全性

ヒアルロン酸の副作用はほとんどなく、安全、身体に優しい、トラブルも少ないと
いうことをよく耳にしますが、副作用はないのでしょうか?とても気になるところです。

ヒアルロン酸はもともと体内にも存在する物質です。アレルギー反応などを起こす
ことも滅多なことがなければないようですが、人工的に作られたものを注入します
ので100%安全であるといいきることはできません。

ヒアルロン酸注射の術後の腫れや回復には個人差が大きく、翌日からまったく
違和感なく過ごせる人もいる一方で、皮下血腫(打撲のようなしこり・紅斑)や腫れ、注入部位に痛みや違和感などの症状が長く続く人もいる。いずれにせよ、時間とともに軽快するといわれています。

ヒアルロン酸は最終的に身体に吸収されてしまうとされていますが、ヒアルロン酸注入を定期的に何度も受けているような人では、注入したヒアルロン酸が皮下組織化してしまい、手で触るとしこりのようなものができてしまうこともあります。

ヒアルロン酸注入で失敗、というと、それはイメージ通りにならなかった場合がほとんどのようですが、適切な分子構造のヒアルロン酸を選択して、決められた深さに注入しないと、しわが前よりも目立ったりでこぼこになったり、効果が持続しないことがあるようです。

皮膚のとても薄い目の周囲にヒアルロン酸を注入する場合には、高い技術を持った信頼できる医師を選んでから施術を行うようにしましょう。仮にでこぼこになった場合は、ヒアルロン酸が時間と共に徐々に吸収され改善されてくるまで、我慢するしか方法はないようです。

ヒアルロン酸製剤は精製方法に違いがあり、バイオテクノロジーを用いた製品と動物のタンパクを用いた動物由来の製品があり、アレルギーの頻度は動物由来の製品のほうが高いと言われています。

米食品医薬品局(FDA)は、しわの溝やくぼみといった狭い範囲の注入においての安全性を評価していても、一度に大量注入を行う場合は想定されていない。すなわち、安全性については確認されたものではないことを理解しておいた方がいいと思います。

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